入園前の心配ごと…その1 お箸のトレーニング


春から幼稚園に入園…というお子さんをお持ちの
保護者の皆さんの心配ごと…。

中でも気になって、入園までに何とかしておこう…と
頑張ってしまわれるのが、この2つ。

 お箸とトイレのトレーニング

中には、幼稚園の入園説明会の時に、「お箸が使えるようにしておいてくださいね!」と言われた、という保護者の方もおられました。



これも、言いよう、捉えようなのだと思いますが…

お箸が使えるくらい、手先が機能的に動かせるようになっていることと、
トイレの習慣が身についていることで、園でのさまざまな活動に
お子さんたち自身が、積極的に、スムーズに、園での活動を楽しむことにつながるでしょう!

ただ、それまでほとんど気にしてこなかったものを、
入園説明会からの僅かな期間の中で、いきなり身につけさせよう…とするのも、
少し、無理があるというもの…。


それが、入園までの絶対条件…とは、捉えないようにしていただきたいですし、
園の先生方も、恐らく、できれば…ということでお話されていることでしょう!


あまり、スパルタ的に厳しく子どもたちに、短期間に身につけさせようとすると
返って、園に行くことへの不安感を強めて、

行きたくない!との思いを募らせることになったり
赤ちゃん返り的な様子が見られるようになることも考えられるので、

無理に…は、控えたいものです。

 


もちろん、できれば、ちゃんと自分でコントロールできるようになっていれば良いでしょうけれど、
現実として、みんながちゃんと、しっかりできているってことはありませんので、
焦らなくても、大丈夫!

園の先生方もプロフェッショナル! 色んなお子さんたちを見てきています。
もちろん、入園時にちゃんとできないお子さんたちや
それまでできていたのに、ちょっとした不安や遊びに夢中になりすぎで
コントロールできなくなるお子さんも、たくさんいます!

だから、大丈夫ですよ~♪

それでなくても、不安感を持ち、神経質になっているお子さんたちの
「不安」を和らげてあげること

その上で、ご家庭で楽しく遊びながら、できることがあります!

この2つのお悩み解消のための、ご家庭で楽しく遊びながらできるコツ…をご紹介していきましょう!

まずは…こちら!

 

 

 

【お箸トレーニングのコツ】


お箸を使うのは、とても複雑な手先の動きが必要となります。

私たちは、長年使い続けているので、当たり前の、簡単なこととして、
日常、お箸を使っていますが、

いざ、利き手が使えなくなった時…皆さんはいかがでしょう?
利き手ではない手で、お箸を使おうとすると、どうでしょう???

なかなかうまくいきませんよね…。 私も、同じです! ^^;

お子さんたちは今、その状態にある…わけです。



お箸をコントロールする動きができない手を、コントロールできるように動かすのは、
そんなに短期間にできる単純なことではないのです…。


では、どのようにすればよいのか…。


まず、手先を機能的に使えるように、段階的にトレーニングしていくこと…をおススメします!

そして、トレーニング…は、保護者の方向けの言葉で、子どもたちにとっては、「遊び」。

「遊び」ながら、自然に手
先の機能を伸ばしていく…ということなのです。



【お箸を使えるようになるまでの、遊びのステップ】

 

 指先を使う遊びを、たくさん楽しみましょう!

 指から段階的に棒状のものへ

 まずは、1本の棒状のものをコントロールできるように! 

 

(1)指でつまむ遊び → トングでつまむ → お箸でつまむ
  小さなもの、お豆やビーズ、ストローなどなど

  お豆を容器から容器へと移す競争など

 

(2)お箸くらいの太さの棒1本を使う遊び
  スティッククレヨン、鉛筆、色鉛筆で、お絵かき
  細い棒(ストローなど)を穴に通す遊び   
  この時、某の長さや太さがポイント!
  お子さんたちの手に合ったサイズや芯の柔らかいモノを選ぶのがおススメです!

  
(3)2本の棒、お箸
  まずは、1本の棒を上手にコントロールできるようになれば
  2本の棒の「お箸」も、自然に使えるようになります。

  中間の過程を飛ばして、いきなりお箸を…というのは、
  案外、難しいもの…
  段階的に…が、大事です♪ お試しください!

 ※お箸選びのコツ!
  お子さんの手に合ったサイズのものを用意してあげることが、大事です!
  多くの一般的な幼児用のお箸は、入園時のお子さんたちには、少し長すぎます。
   

  親指と人差し指を開いた時のその距離を「1あた」といいます。

  その1.5倍が、その人に丁度良いお箸の長さだと言われています。
  お箸の専門店でチェックしてみてくださいね!